住めば都

技術職3年目。日々の暮らしをより良くするためのアイデアを紹介。ライフハック、資格、読書や美容など。就活ネタやバイク教習についても。

二人暮らし・同棲のおすすめ防災セット と災害が怖いという感情について

初めに、台風15号台風19号で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。一刻も早く、穏やかな日常が戻ることをお祈りしております。

 

災害への備え、皆さんはしていますか。

台風15号のときは風の音が初めて聞くほど大きくて全く寝れませんでした。また親元を離れて6年目にして、初めて「災害が怖い!」と感じました。

台風19号では、直接の被害はありませんでしたが、住んでいるエリアに特別警報や避難指示が出されてとても不安になりました。

河川の氾濫が心配でしたが、避難所へは行かず、自宅で待機することにしました。ハザードマップも確認して、自宅はちょっと高台にあること、マンションで1階ではないことから自宅待機を選びましたが、避難所への避難だけでなく、自宅待機でも防災セットは重要だということを実感しましたのでご紹介します。

 

災害に備えて防災セットを購入したり、家に常に食品、飲料を備えたりするようになったのはこの半年ほどです。災害対策初心者の方の参考になればと思います。

 

初心者におすすめ 防災セット

 ラピタさんの2人用防災セットを家に置いています。

女性(158cm、華奢ではない)の私は背負って歩くことができます。結構重いですが、しっかりしたリュックなので、肩紐をぴったりに合わせれば小走りくらいはできそうです。重いですが。リュックは撥水加工・止水ファスナーなので、今回のような台風の時も安心です。一人分くらいなら追加でタオルや着替えも詰め込めるかな。

 

購入時に調べていて思ったのですが、防災リュックって災害対策用品のみで、食品が入っていない/少量のみしか入っていないということが多いです。ラピタさんのは二人用でご飯6パック、クッキー2箱、野菜ジュース2缶、水500ml6本がすでにセットになっていて、最低限備わっているところが素晴らしいと思います。もちろんこれだけでは食料としては足りないですが、これ以上の食料を1つのリュックに詰めるのは重量的に無理かなと思います。

そのため、こちらのリュックとは別のリュックに追加の食料というような形にすることにしました。こちらはローリングストックで、3年保存可能、常温で食べられるレトルトのカレーやお茶などを入れています。

 

自宅待機は電気があるうちは快適ですが、長時間停電や断水が続くとかなり辛いと思います。停電などの心配を考えたとき、防災セットに入っているスマホ充電もできるラジオ兼ライトやランタン、携帯トイレ、非常食が自宅に揃っていたため心強かったです。

 

ちなみに防災グッズを買うときに、1人用を2つ買うか、2人用を1つ買うかで少し悩みました。特に私が2人分の荷物の入ったリュックを背負って動けるのかを懸念していたのですが、

彼:会社 私:家

など二人が別の場所にいる状態で大きな災害が起こった場合、後に合流することを考えると、2人用リュック1つを持った方が安全かつ合理的だと判断しました。合流したときのために2人分の荷物は持っておきたいし、1人用リュックを2つ持って動くのは重いし危険かなという理由です。

このあたりは住む場所の変化や子供がいる場合など、その時々に応じて見直していきたいと思っています。

 

 災害を怖いと思うのは弱い・恥ずかしいことではないと気づいた話

一人暮らし時代、私は正直「いつ死んじゃってもいいや!」と思っていて、ほとんど備えをしていませんでした。当時はかなり投げやりに生きていて、だからこそ災害に対しての恐怖心が薄れていました。早く死ぬために生きている、と思って毎日を過ごしていて、そうでも思わないと人生やってられなかったのです。

 

最近は、災害がとても怖い。恐ろしい。彼を失いたくない。彼との幸せな暮らしを失いたくない。何より、私が怪我をしたり死んだりして、彼が悲しむのが一番嫌だ。彼を悲しませたくない。

そう考えると、なんとしても生き延びないとなぁ、と思うようになりました。

 

今までは、被災したわけでもないのに不安に煽られて物資を買い溜めしたり、ガソリンスタンドに列をつくったりする人たちを心の中で馬鹿にしていました。どうしてそんなに心配しているんだろう、どうしてそんなに生きたいのだろうと。

今は少しその気持ちが分かるようになりました。大切な人を悲しませないために、まず自分が生き延びなきゃならない。そして大切な人を守らなきゃならない。そういったときに、不安から何か行動したくなってしまうのは人間らしい本能なのかもしれない。

 

災害が怖いという気持ちを持つようになって、不安に駆られることも増えて、自分が弱い人間になってしまったような気がしていました。でもそうじゃなくて、彼という大切な人ができたからこそ怖いと思うんだと気づいて、自分は弱くなってなんかない、強くならなきゃと奮い立たせているところだ、とポジティブに考えられるようになりました。

みんな大切な人を守るために、恐怖心を動くエネルギーに変えてるのかな。そう思うと、人間って強いですね。